ガチョウの卵と夕飯

 先日Twitterでちょっと触れた「ガチョウの卵」を目玉焼きにしてしまったわよ～。

  ガチョウの卵の重さはぴったり200gだったわ！いつも食べてる鶏卵のLサイズが72gだから、だいたい3倍ってとこね～。

  それにしても黄身の割合の多さに驚愕よ。






ガチョウの卵は鶏卵と違って、ちゃんと火を通した方がいいってことで、黄身を潰してよく焼いてみたの。ハムエッグよ～。  

ドコショウもさることながら何にでもネギを載せてしまうドネギ派でもあるわ。

   味は、意外や意外、鶏卵よりあっさりしてたの。黄身が多いってことはコクがあるのかしら？って予想してたんだけど、あっさりした味だっわ～。



あとこっちはこの間の夕飯に作ったパスタ。

  ラムのミンチ、茄子、プチトマトを炒めて、白ワインと塩コショウでシンプルに味付けよ。ほんの少しだけカレー粉を入れたわ。
  茹でたほうれん草のパスタ(タリアテッレ？)に掛けて完成～。

  ミニピクルスを添えてみたけど、私にはちょっと甘かったわ。ピクルスは酸っぱいのが好きよ。酢の物も酸っぱいのが好きなのよね～。あとコーンポタージュも作ったの。



でもってこっちが今日の夕飯！久しぶりに和食よ！

  具は、ゴボウ、ニンジン、ヒラタケ、油揚げ。
  先にお醤油、お酒、ミリン、お砂糖少々で具を炒めてから、炊飯器に入れて、出汁と塩を入れて炊いたわ～。
  
  アサツキっていうのかしらね、この細いネギ。とても好きなのよね。これをスクランブルエッグに混ぜるとたまんないからぜひやってみてね！



  今夜は徹底的に和食なの！
  
   キュウリの酢の物
   セロリのキンピラ
   キャベツのお味噌汁
   カレイの塩焼き
   炊き込みご飯

  やっぱり和食はいいわね～～～

 

日本人であること

 あまり自分の存在って意識したことなかったけど、こういう事態になってみて初めて、

「ああ、海外にいても、心は日本にあるんだわ」

と思ったわ。
ヨーロッパにいると、国籍や人種ってさほど気にはならないのよね。車や電車で気軽に隣国へ移動できるEU圏だと特にそうだと思うわ。

原発は、予断を許さない非常に厳しい状況よね。
そんなことみんな分かってる。分かってて、止めようとしているし、これはテロや戦争じゃないの。
それでも天災に備えていない東電が悪いと言われるけど、公害を撒き散らす石炭や限りのある天然ガスだけでは無理なのよ。
電気はみんなの暮らしを、工業を、経済を支えてくれる大切なものよね。


今朝も、数人からと色々聞かれたわ。
「なぜ国外へ逃げないのか？」
「南西部へ逃げないのか？」
「チェルノブイリは80km四方を退避にしたのに日本は少なすぎるのはなぜか？」
「どうして原子力発電に頼るのか？」
「復興に3～5年も掛かると聞いたがそれまでどうするのか？」
「国外への汚染の責任はどう取るのか？」

私たちの世代は、ちょうど原発がたくさん立ち始めた頃に学校教育を受けてたんだけど、これがいいものだとは習わなかった。核廃棄物、寿命後の発電所の処置、どれもまだなにも解決されていない。でも、安全に運用される分には公害を出さないクリーンなエネルギーだし、私は今でもそう思っているわ。永久的ではないけれど、次の熱源が見つかり運用に乗るまでは、工業国には原子力がもっとも効率的だと思ってるわ。

でもこの事態を機に、本格的に小規模熱源の国家的採用に乗り出すべきだとも思うけれど、でも、それはこれからの課題よね。

今は被害を食い止めようとしている人たちを応援し、感謝し、そして節電や停電で協力しているみんなと共に頑張ろうという時期だわ。

私のいるドイツはもともとメランコリックな国民性を持つみたいだけど、非難だけして、なんにも生み出さないスタイルはいただけないわ。日本の放射能漏れに影響されて自国の原発を一時休止してなんの意味があるのかしら。これには疑問を抱いているドイツも周りにたくさんいるけど。


でも、嬉しいこともあったの。知人のコソボ人が私のところに来て、

「戦争の後、日本人が大量のコンテナを持って来て、私たちのために一面の焼け野原にたくさん家を建ててくれた。一生忘れない。昨日少ないけど募金してきたよ。」

と言ってくれたわ。決して裕福じゃない女の子なのに。
非難されるのは辛いけれど、こうやって励まされることもあるわ。

今回の悲劇は、日本と世界に、たくさんの「考える機会」を与えてくれたわね。

お花のオレンジマドレーヌ

可愛らしいシリコン型を見つけたから、さっそく試しにマドレーヌを焼いてみたわ！
レモンは切らしていたからオレンジで代用して、ピスタチオも混ぜてみたの。


【オレンジマドレーヌ】ひとくちサイズ12個分

• バター--------60g
• 砂糖-----------30g (レシピの半量にしたけど十分甘いわ)
• 卵--------------1個
• 小麦粉--------60g
• オレンジの皮、ピスタチオ

バター、砂糖、卵、オレンジの皮、ピスタチオを混ぜあわせ、混ざったら小麦粉を加えてさらに混ぜるのよ。
型に入れて、180℃で20分焼いて出来上がり。

 どうみても明石焼きよ。
 
 
 アップにすると少しだけ模様がわかるかしら？






  抹茶を混ぜて焼いてみたわ！

  だいぶ分かりやすくなって嬉しい！

  でもやっぱりシリコン型は火の通りが難しいわねぇ。網の上で焼いたんだけど、次は鉄板の上に型を置いてみようかしら。

  花びらの部分だけ色を変えることができたらきれいそうよね。

無題

今回の大地震では、津波、原発への被害と、想像を超える被害が起きたわね。

今もどこかで救助を待ち続けている人がいるわ。
発生から2週間後に瓦礫の下から軽傷で救助された例もあるし、自衛隊や救助隊の方々は諦めずに懸命に救助活動されていると思うわ。

そして救助されてからも避難所や病院で必死に生きようとしている人もいるわ。
何もかも失い、それでも命があるということに最大の感謝して前向きに生きようとしているわ。

アタシは、日本人特有の『和』や『協調性』を重んじる社会は、こうした大規模災害の経験から培った部分も大きいんじゃないかと思っているの。被災した地域では人々が助け合い、励まし合って元通りの生活を営めるように復興するわ。そして経験を活かして、次の災害時は被害が少なくなるように様々なプランを建てて備えるの。

失ったもの--------家族、恋人の命、愛していたペット、思い出の品々、財産--------は、もう戻ってこないの。諦めるしかないの。想像もできないほどの絶望がそこにはあるのよ。
お互いがその絶望感を知っているから、助け合い、思いやるの。そして同時に、生きていてよかった！顔見知りを見て、生きていてくれてありがとう！という感謝の気持ちも共有するのよ。

災害は自然現象だから、地球上に存在する『自然』の一種である我々は受け入れるしかないのよね。仕方がないものなのよ。起こってしまえば、もう逃げるしかないわ。
必死の状況下では、自分の命を守るために本能的な行動をとるしかない場合もあるわ。
でも人間が他の動物と違うのは、自分の行動を頭で考えて選択できる、ということね。

被災地で懸命な生命救助活動が行われている一方で、この災害を悪用する馬鹿が出てくるわよね。
人間の行動に、人の役に立つ良い行動と、人を陥れる悪い行動があるとすると、その悪い行動の方を考えて選ぶ馬鹿よ。頭が狂っているとしか思えないわ。

災害を悪用し、自分の快楽や自己満足を得ようとしたり、他人の財産を奪おうとする馬鹿は、己を恥じるべきよ。まあ恥とかいう高度な思考を持ってない馬鹿だからこそそういうことができるんでしょうけど。
災害に乗じて性犯罪を起こす輩は、さっさと捕まって、保釈10分後に自殺するよう催眠術をかけられてちょうだい。でもって泥棒をする輩は、肥溜めに落ちて二度と出てこないでちょうだい。

まあ、犯罪者は犯罪の意識がないからそうなるわけで、この投稿を見かけて改心するとは思えないけれど、これを読んでくれている良い行動を行う派のみんなは、そういう輩がいることを忘れないで、大げさ過ぎる警戒でいいから自分の身は自分で守る心意気で気をつけて欲しいと思うわ。
ここを日本と思っちゃだめよ。被災の同情を装って、あなたを陥れようとする馬鹿がいることを肝に銘じてちょうだいね。阪神大震災経験者からのお願いよ。


それから買い貯めだけど、気持ちは分からなくもないわ。でもね、分け合う被災地と奪い合う非被災地って、とても滑稽というか、プリミティブな感じがすると思わない？

ハムスターを使った検証ではね、狭い小屋で多頭飼いされてるハムスター達はとても仲がいいのよ。餌の奪い合いをしないの。でも広い小屋に移動した途端、喧嘩や餌の奪い合いが始まるのよ。住居に余裕がある方が心が荒むの。不思議よね。
避難所で一箇所に集められている、家や家族を失った人たちが少ない食料や衣料品を分け合っているのと、住む家がある地域の人たちが奪い合っているのをみて、あー、これあのハムスターの実験と同じだわ、と思っちゃうアタシもちょっと不謹慎だわね。

長くなっちゃったけど、とにかく、犯罪に気をつけて、今必要ない量の品物は買わない勇気を持って、余震に耐えながらがんばって欲しいと思うの。

一人でも多くの救済された方の命が助かりますように。
そして、絶望の淵から希望を見つけて、街と心が復興されますように。